さて、スーツ後編です。
サイズ感が大事って聞くけれど?
どの雑誌や媒体でも必ず紹介されているのがサイズ感ですが、これは意外と難しいと思います。試着して鏡の前に立っても意外とわかりづらいですし、店員さんはいいですねえしかいいません。おまけにスーツ売り場など年に数回しかいかない男性にとってはなんだかそわそわして、適当に選んで帰りたい、というのが本音ではないでしょうか。
そこでオススメなのは、女性といくことです。
女性は洋服の買い物に慣れていますし、男性のように洋服屋で緊張することもありません。たいていの女性は洋服好きですし、旦那や彼氏が素敵になるのはよいことなので、自分には見えない背中やお尻のラインまで確認してくれたり、にわかスタイリスト気分であなたに似合う色なども考えてくれるでしょう。
最近デートが盛り上がらない、行くところがない、というカップルの方にもぜひお勧めしたいです。
価格帯は?ブランドはどこがいい?
個人的にはこだわる必要は全くないと思っています。
もちろん、高いスーツや好みのブランドを着ているほうが気合が入る、という方もいらっしゃると思いますが、所詮スーツは流行もの、消耗品です。
しかも、最近はありがたいことに量販店で買えるお手ごろな価格のものでもそれほど悪くは見えません。
高いものを奮発して一着だけ気合を入れて買うくらいなら、いろんな色やバリエーションを試しつつ同じ値段で二着三着買うほうが周りの印象も違いますし、よいのではないかな、というのが個人的に思っていることです。
ただこれは考え方やご予算も人によって違うと思いますのでお任せします。
ただ、靴とカバンはそれなりによいものを持っておきたいと思います。
靴とカバンはスーツほど流行がないので無駄になりにくいというのもありますが、少し使用感が出ただけでかなりくだびれた感がでてしまうのがその二つだから、というのが理由です。
試しに電車で靴を見てみてください。きれいな靴を履いている人はお金持ちそうに、そうでない靴を履いている人はそれなりに、見えるはずです。
いい靴を買うと手入れしたくなりますし、手入れはすればするほど愛着もわいてきて大事にするもの。不思議なことにきれいに磨けた日は仕事もスムーズにはかどるような気分になりますのでぜひお試しください。
意外かもしれませんが、きれいにスーツを着こなし、きれいにした靴を履いている人はほとんどいません。ただ、これができるとものすごく仕事が出来そうに見えるのでぜひ挑戦してみてください。ただしくれぐれもおしゃれを気取っている風にはならないように。あくまできちんと感を出す、のが理想だと思います。