会社や仕事のあれこれを考えるブログ

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人生で大事なことは製造現場が教えてくれた

16「一人で後片付け」

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本音はともかく、仕事の指示はそれなりに言うことを聞いてくれるメンバーたちだったので、日中の仕事はそれなりに回っていた。
このころはそんなに仕事も多くなく、だいたい定時か、30分の残業くらいで仕事を終えることが出来ていた。
現場で大きな機械を使って塗装をするので、当然事前の段取りや、作業後の後片付け、夜勤の準備なども必要だ。

だが、そういった作業は誰も手伝ってくれず、結局自分一人でやるしかなかった。
今なら、誰かに手伝わせればとか、ローテーションを組めば、などのアイデアが思いつくが、当時は、どうせ言っても聞いてもらえないだろう、と思っていたし、こういう裏方仕事はリーダーや班長がして当たり前、という雰囲気もあった。
お疲れ様、とみんなに告げた後で、電気の消えた現場でフォークリフトに乗って次の番の準備をしたり、後片付けをしたり、帳簿をつけたりしていた。

リーダーだからやるしかない、という気持ちと、なんか切ないな、という気持ちを抱えて作業をしていた。

見回りをしていた課長さんに、
あれ、まだいたの、ひとりでやってんのか、たいへんだなあ
と声をかけてもらうこともしばしばだった。

また、こういうこともあった。
夕方近くになっても、今日は定時内で予定分をこなすことが難しそうだ、というときがある。
そういう時に、メンバーに残業を依頼するのもリーダーの仕事だった。大きな機械を稼働させるため、それぞれの持ち場があるので、人数が確保できないと機械をまわすことはできない。にもかかわらず、
こんな時間に言われてもおれ予定あるからやんねえよ
リーダーやればいいじゃん
あ、今日無理
というときもあった。

そういうときは、仕方なく班長に相談して応援に入ってもらったりして、なんとかこなしたりしていた。

当時はそういうリーダーだった。