会社や仕事のあれこれを考えるブログ

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人生で大事なことは製造現場が教えてくれた

52「最高の10月」

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社会保険労務士試験は8月に試験が行われるが、発表はその2か月先の10月になる。
ちょうどそのころ、会社でもQC発表大会が行われていた。
このころはまだ社労士の発表はわからなかったが、その年の10月は社労士の結果発表、QCの事業所対抗発表大会、そしてフルマラソンの大会が予定されていた。
たまたまそれらがその月に重なっただけだが、ぼくとしては、そのすべてを成功させることが、この数年間の現場生活の集大成になると考えていて、どれも100%の力で臨んでいた。


QC大会の事業所内選抜は余裕で勝ち抜き、事業所対抗選抜へ進んだ。ここではほかの事業所の選抜を勝ち抜いた競合と競うことになる。ぼくらの職場でも、これぞというテーマで臨んでいた。パワーポイントはぼくが週末をいくつもつぶして仕上げた自信作。そして発表者は相棒川田君。発表スタイルも工夫し、一人がプレゼンする方式ではなく、ぼくと川田君がふたりで掛け合い漫才をするような方式にした。もちろん、台本はぼくが書いて、何度も練習を重ねた。
結果は、望んでいたとおり、金賞。数ある事業所の強豪をおしのけ、優勝したのだ。
改善までのプロセス、改善による成果の大きさ、動画を使ったパワーポイントと、二人のかけあいによる発表方法、すべてが評価してもらえた。これまで優勝とか一位なんて、自分が取れるとは思ったことがなかった。取りたいと思ったことすらなかった。自分にはそういうことは縁がないことだと思っていた。それが、努力して、みんなで頑張って、勝ち取って、こんなにうれしいことはなかった。何度も優勝トロフィーをみつめ、泣きそうになる気持ちをこらえた。

そして、予定していたフルマラソンも、規定時間の6時間ギリギリというタイムながらなんとか完走。途中、膝を痛めてしまい、歩きながらではあったが、数年前には10分しか走れなかったことを思えば、雲泥の差だ。

最後に、社会保険労務士試験の結果が届いた。合格。
もう勉強しなくていい、とほっとした。どちらにせよ、今年で最後にしてくれと嫁には言われていたので、最後には変わりないのだが、合格と不合格では天と地ほどの差がある。
最高にうれしかった。ただ、このことは同時に、現場仕事へ別れを告げ、転職活動を開始するというスタートも意味していた。
ひとつ終わった。次に進まないといけないのか・・。
嬉しさと不安とが同時にやってきた。