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社会保険労務士ってどんな資格? ~お金に換えられない価値

8.  それ以外の効果ってある?

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総務だろうが人事だろうが、社労士の勉強範囲ですべての知識が賄えるわけでもない。まして独占業務もない。せめて、転職市場で評価してもらえるかというと、それほど効くわけでもない。というのが現実。

実は勉強中は、今だから言いますが、この資格を取りさえすれば、面接官がひれ伏するくらいに思ってましたよ。おおー、社労士合格者の方ですかー!ささ、こちらへこちらへ!ってね。まあそれは半分冗談としても、面接を受ければ受かる、転職楽勝!くらいに思ってました。絶対面接で落とされることはない、だって社労士合格してるんだもん、と。


それがね。まさか面接の場面で冷笑されるとは思ってませんでした。
いろいろ言われましたよ。
「社労士、受かったんですね。でも仕事には直接はあんまり関係ないですからね」等々。

・・さておき。

でも!そンなことを経験してるのになぜ社労士の資格を取得してよかったと思えるのか。それをお伝えしましょう。


それほど広くない範囲だとは言っても、社労士を取っていれば、会社の中ではその世界で断トツナンバーワンです。となると、教える側です。あれだけ頑張って取得した資格なんだから、間違ったことは教えたくない、となりますよね。この意識が徐々にほかの業務へも波及していくのです。段々と社労士を勉強していたときの、あの細かさで業務をぐいぐい掘り下げていく習慣がいつのまにか身についていきます。するとあれあれ?自分の担当分野は社労士の範囲以外でも社内でおれが一番?!という日が意外と早くきます。
これ、ほんとです。そしてめちゃくちゃ快感です。
社労士の範囲って、普通の人には縁がない世界なだけに、そのことを知っているとかなり喜ばれるのです。人助けをして喜ばれるとこれがまた嬉しい。励みになる。もっと勉強しよう。この循環をぜひ感じていただきたいと思います。
そういう意味では、業務にもある程度活かせて、従業員にも喜んでもらえる知識が獲得できる資格ってあんまりないかも?税理士とか公認会計士?裏方過ぎて接点もなく、ありがたみもないですね。FP?金融関係ならいざしらず。中小企業診断士?一般的な生活に関する知識はほぼない・・かな。

そうそう、他の士業の方とのコラボは、とても楽しいです。お互いに得意分野を持つ者同士で尊重しあい、教えあって、一緒に仕事ができるのはとても楽しい。
人事や労務の担当で勤務社労士をしていると、弁護士の方と打ち合わせをする機会もありますが、とても刺激的です。普通は、弁護士の先生様とお話しすると緊張しちゃって、とか何言ってるのかよくわからない、とかありそうですが、きちんと堂々と協業できる、というのは本当に資格を取ったからこそ、と思えます。
あとは、ひたすら知識を覚えていく過程で、頭の中の引き出しを区分けするのが上手になって、マルチタスクが苦手でなくなる、とか、社会保障について触れることで、世の中の見方が広く深くなるとか。

  • というわけで、社労士、意外とオススメな理由をご紹介しました。