4. どういう勉強法をしたらいいの?
ほぼ暗記です。労働基準法など、暗記プラス法律の考え方が重要になる科目もありますが、ほぼすべての科目についてひたすら暗記、という試験、だと思っています。特に私にはそうでした。
もちろん、それぞれの項目には理屈があるので、ある程度は覚えやすいです。
例えば健康保険法と労災保険では、ケガをした時に給付がでます。どうして違う法律なのに同じような内容の給付が出るの?両方もらえるの?ダブっちゃダメなの?と迷うことがあるかもしれません。答えは、労災は業務上のケガなどをカバーしていて、健保は業務外をカバーしているので、ダブることはない、なのですが、こういう感じで理由がそれぞれあるので、ある程度は覚えやすいと思います。
ある程度は、というのは、そうでない部分もあるからで・・。
入社したときの届け出はいつまで、とか給付日数は勤続期間何年の人は何日、とかいう数字の世界になってくると、これはもう、あきらめて覚えるしかない、という感じです。
一日にひたすら何回も目にするようにする、とか、受験の時みたいにトイレに貼っておく、とか、そういう工夫をしなければなりません・・。
というわけで、勉強法としては、まずは学校などでテキストを使って学ぶ、その後は問題集で、概要を抑えつつ、試験が近づいてきたら数字を詰め込む、というのが一般的なのではないでしょうか。
学校の先生はたいてい忘却曲線の話をすると思いますが、(一日経つと3割?だっけ?忘れるというやつです)ほんとにそれとの戦いです。特に、社会人の方で受験勉強から日が経ってしまっている方、暗記作業から解放されて時間がたっている方は、なぜ忘れてしまうんだろう、という葛藤にさいなまされると思います。こんなに忘れてしまうということはこの先受験勉強なんか続けられるのだろうか・・意味がないのでは・・と思うでしょう。
しかし、ご安心ください。脳って意外とすごいです。明日には半分忘れていたとしても、繰り返し繰り返しその作業を積み重ねれば、うっすら少しづつ蓄積されていくことがわかります。問題集は同じものを何度も繰り返し解くことをお勧めしますが、おそらく2回目は全く思い出せないと思います。こんな問題あったっけ?という状態だと思います。
それが3回目になると、あー、こんな言葉あったなー、
4回目になると、この問題解けるかも?
5回目くらいで半分くらい解けるようになってきて、
6回目で、すらすら解答できてうれしい!しあわせ!
7回目で、あーこれもう全部覚えたわ、飽きたから次の問題集ないかな、みたいな
私の場合はそんな感じでした。ちなみに受験当時30代半ばでこの状態です。
おそらく、皆さんはもっと記憶力がよいと思うので、そこまでかからないかもしれないですが・・。
でもこの6回目の感覚はちょーきもちいいー、ですよ。
これが病みつきになって、実はいま違う試験に取り組み中なのですが・・。(懲りない)
というわけで、ぜひ挑戦してみてください!楽しいので!