仕事術をトヨタに学ぶの第二回です。
本を読むときは似たような内容の本をまとめて読むと効率がよいとフォトリーディングの講習を受けたときに教わりました。
つまり、一冊目は初めて知る事柄が多いけど、二冊目からはすでに知っていることがかいてあるわけで、その分早く読み進めることができる。2冊目以降は知らなかったところだけを積み増していけばいい。三冊目はもっと速い。
かつ、何回も同じ内容を復習することになるので脳に定着する。
というわけで、私も本を読むときは似たような内容の本を続けて読むようにしています。著者が違えば切り口も違いますし、物事がより立体的に見えてくるので面白いです。
講習では10冊をメドに、と言われたような気もしますが、さすがに同じ内容の本を10冊も読むのは苦痛なので、2.3冊で諦めてしまっています。
というわけで、前回に引き続きのトヨタの仕事術。
前回の作者は製造現場のご出身だったのに対して、今回は取締役副社長まで務められた佐々木眞一さん。現場の自工程完結を通じてホワイトカラーの自工程完結に取り組まれた様子が生き生きと記されています。製造現場のカイゼンとどうちがうのか、楽しみですね。
では見ていきましょう。
今回勉強になったこと
・目的、アウトプットのイメージ、手順、あるべき姿、必要な情報の共有ができていないということはないか
・心がけではうまくいかない。全ての工程を洗い出して科学的に不良の出ない仕組み作りが大事
・そうすると安心して自信の持てる仕事ができるようになる
・現場の工程はホワイトカラーの意思決定に相当すると考える
・目的やアウトプットのイメージを共有できれば、内向きの力がなくなり、部分最適がなくなる。
・プロセスが明確になれば上司が確認するタイミングが明確になる
・共有することでコミュニケーションが密になり、情報共有も進む
・当然、無駄な会議も減る
・失敗が減れば楽しくなって前向きな仕事ができる
・ホワイトカラーでも仕事のプロセスを書き出すことで応用ができる。
・この資料必要ですか?ではなく、なかったら困りますか?と聞いてみる。
・マニュアルにはなぜその作業が必要かを書き入れる
・自工程完結ができているかどうかがリーダーの基準になる
ということで、内容的には似ていても、こちらはかなり全社的な視点があることがよくわかりますね。皆さんも今のポジションを想像しながらこれらの本を手にとってみられてはいかがでしょうか。
では。