本日のテーマ
誰でも一度や二度は会社を辞めてやると思ったことがあると思います。
今回は、「理由別:退職届を出す前に知っておいてほしいこと」をまとめてみました。
自分の経験もふまえてお伝えしています。
何かのご参考になればうれしく思います。
1人間関係(①いじめ・パワハラ・②馴染めない・③上司がバカ)
これは一番よくあるパターンだと思います。そして一番自分を壊されてしまうパターンかもしれません。合わない人たちとずっと一緒にいるとなんだか日に日に蝕まれていくような・・。
①いじめ、パワハラ
よくあるいじめ解消法としては、いじめてくる人にきちんと主張する、というものがあります。子供のころ身体が小さくてよくいじめられていたが、ある時我慢の限界を超えたので棒をもって振りかぶっていったら相手がビビッてしまっていじめられなくなった、というパターンです。
これは会社でも通じると思います。理不尽な上司や先輩に対して正々堂々ときちんと反論していく、このことによって状況を打開するということは解決策の一つではあると思います。
ただ、多くの人は「それができれば苦労しない」もしくは「そんなことしたらさらにやられる」という思いのほうが先行してしまうのではないでしょうか。
また、「自分が悪いから怒られても仕方がない」「仕事ができないのは自分のせいだから」とも思ってしまうのではないでしょうか。
もしあなたがそう思うようになっていたとしたら、こう考えてみるのはいかがでしょうか。
「自分には確かに悪いところはある。だけど、あのいい方はすこしひどくないか?」
「ミスをしたのは自分だ。だけど1時間も大声でみんなの前で説教されるほどの大きなミスか?」
そんな感じですこし視点を自分の内側だけでなくすこし外に広げてみるのです。
もしあなたがそう感じたことを誰かに打ち明けることができたら?一人でも共感してくれる人がいたら?そうなったら百人力です。もうあなたは一人じゃない。
どんどん味方は増えていきます。上司は毎日怒鳴っていたとしても、あなたは以前よりすこし受け流す余裕も感じられるようになるはずです。
そうなれば、気持ちに余裕が出てきます。会社に相談室はないか?どの人ならあの上司に注意してくれそうか?あの上司に怒られないように仕事するにはどこを気をつけたらいい?次々に作戦がでてくるはずです。
いい循環に乗れるようにするためには、まず自分が塞ぎこまないこと。あきらめないこと。視野を広くして出口をさがす努力をすること。自分で自分を否定しないこと。
だと思います。
でももし、そんな風にうまくいかなかったら?誰にも打ち明けることができず、誰も共感してくれなかったら?どうしても自分の気持ちがしぼんでいくことを止められなかったら?
その時は休憩しましょう。頑張ってもうまくいかなかったら、それは何かやり方が
ちょっと違っていたのかもしれないだけです。
外部の人たちに頼りましょう。まだ出会ったことのない人たちがきっと助けになってくれます。仕事の相談、とかこころの相談、などで検索すると安心して話を聞いてくれる公共の機関がたくさんあります。(公共の、というのがミソです。よくわからない人に自分のことをいきなり話すのは不安でしょう?)
気持ちだけじゃなくて体も重くてどうしようもない、と思ったら心療内科に行ってもいいのです。今は当たり前の時代です。診察して先生に診てもらって、診断書をもらって堂々と会社を休めばいいのです。
頑張って疲れてしまったあなたを誰も責めることはできません。しっかり休んで、元気になったら、また元気よく働けばいい。そういう時代なのですから。
次回は「②馴染めない」についてお伝えします。