45「段取り力」
製造の仕事では段取り7割と言われる。作り始めてから、あーあの工具どこだっけでは間に合わないし、第一、設計図の段階で間違っていたら、その後どれだけ丁寧に作業しても、出来上がったものはただのゴミだ。
そういう風にいつも工程を頭に描きながら仕事を進めることが出来るようになったので、手戻りがなく、時間に無駄がなくなった。また、この作業をしないと次の工程に行けない、という考え方になるので、思考が論理的になった。こっちはうまくいくけど、あーこれはなりたたない、ということがなくなって、ミスも減った。
この考え方はどんな仕事にも生かすことが出来ると思う。ガントチャートを書くのが苦手、という人がいるらしいが、ぼくには全然理解できない。
そういう人はぜひ現場で1年くらい修行をしてみることをお勧めする。
すぐにこの感覚を理解してもらえると思う。