27. 仕事に必要なスタミナがつく
仕事も体力が必要だ、というのはみなさん感じていらっしゃると思います。
でも、スタミナと一口にいってもいろんな種類のスタミナがありますよね。
長時間走り続けられることもスタミナですし、重いものを何回も持ち上げたりすることができることもスタミナでしょう、というようにそもそもスタミナにも種類がありそうです。
では仕事上必要なスタミナってどのようなものでしょうか。デスクワークを想定すると、どのようなものが想定されますか？長距離を走り切る能力や、重いものを持ち上げ続ける能力はあまり必要なさそうですね。
私が考える仕事上必要なスタミナは、集中力が持続すること、想定外のことが発生しても気持ちを切らさないこと、かなと思います。言い換えると、頭がパフォーマンスを発揮できる時間をいかに長くするか、ということになるでしょうか。
太極拳はこの点において優れていると感じています。
一つは、気持ちを落ち着かせたり、集中力を鍛えることができるので、余計な悩み事や考え事にエネルギーを取られることが減り、省エネの状態で本来の業務に集中できるようになること、二つ目は、普段の稽古によって、集中力を維持できる体力がいつのまにかついている、ということです。
以前の私は、朝会社に行っても、昼くらいまでは頭と体が動かず、すこしやろうかなと思った頃には昼前でお腹が空いて身体が動かず、お昼を食べたら眠くなり、おやつを食べたらやる気がなくなり、夕方から少し仕事を始めてダラダラ残業して、という時間の過ごし方をしていました。たいていの仕事はめんどくさく感じ、あとでやろうと思っているうちに納期が来てしまうなどのトラブルが重なっていました。
ところがいまや、始業30分前には会社に到着し、同僚が出社する頃にはひと仕事（その日の仕事のうち一番いやなものを終わらせます）既に終えており、そのままお昼までペースを落とすことなく集中した状態を維持し、お昼後も（最近は少し昼寝を挟むようにはしていますが）席に戻るなりトップギアでこなすことができます。
常に頭は稼働できる状態で、気持ちも整っているので、あとでやろうとか、めんどくさいなが一切なくなり、たいていのものは全てその場で片付けることができてしまいます。
おかげで夕方にはその日の予定はほぼ終わってしまうので、翌日の準備をして、机をキレイに片付けて、ほぼ定時で退社、という状態です。
これらがすべて太極拳のおかげ、というのは言い過ぎかもしれませんが、かなりの効果はあると思っています。とても感謝しています。
