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サラリーマンの学びを考える(後編)

サラリーマンの学びについて考えるの後編です。

 

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その次に未来の仕事に関係しそうなものを

今の仕事に関係ありそうなものをひととおり終えてしまったと思ったら(無限にあるのでなかなか終わらないかもしれませんが・・)将来必要になりそうなものや、なりたい自分の予習を今から挑戦しておくというのはどうでしょう。

 

例えば、今はさえない一般事務しか担当させてもらってないけど将来はコンサルティングもできる営業マンになりたいのであれば中小企業診断士の勉強をはじめてみる、とか、今は全然関係ない仕事をしているけれども将来語学を使った仕事がしたいのであれば、ビジネス英語やTOEICにチャレンジしてみる、とかでしょうか。

今であればAIを操れるようにプログラミングを学んでおく、なども面白そうです。どんな仕事も意外とつながっていることがあるので、今の仕事に関係ないかなと思っても、突然役立つこともあるので、やっててよかった、と思える日がきっと来ると思います。

 

自分の場合は中小企業診断士の勉強をしていますが、会社の中で比較的狭い範囲しかカバーしていない社労士の知識に比べて、会社全体を見る視野と知識が得られるのでとても役に立つことが多いです。

 

学びの効果はすごい

また、学びの効果は脳が嬉しいだけにとどまりません。今の仕事について詳しいという自信がわいてくると、人に教えることができるようになります。そうなると間違ったことを教えてはいけないという気持ちから責任感が芽生えてくるようになります。

また、どうやったらわかりやすく伝えられるだろうという気持ちからよく調べるようになりますのでさらに詳しくなっていきます。知識はどんどん深くなり、責任感はますますわいて自信が深まると、この仕事はおれにまかせろ、というように、どんどん仕事が楽しくよい循環になっていきます。

 

私も社労士をとるまではただのやる気のない社員の一人でしたが、試験に受かってからは、教える立場が多くなるにつれ、緊張感とともにこれはきちんとしなければ、と背筋がしゃんとした気持ちになったことを覚えています。ほんとに受かったの?と言われるのは恥ずかしいので下調べもするようになり受験生のころより真剣に勉強するようになって、人ってこんなに変わるのかと自分が驚いたくらいです。それほどに初めは小さな学びでも人を変える力があるということですから、ぜひまずは興味のある本を手に取ってみてほしいと思います。

 

「計画された偶発性」(Planned Happenstance)を信じる 

結局、なにも準備していない人にはなにも巡ってこないけれども、なにかしら一生懸命準備している人のところにはそれがまっすぐな道かどうかはともかく、きっと役に立つことがあるということだと思います。

計画された偶発性という言葉はクランボルツ博士の言葉ですが、偶然はまったくの偶然でなく、準備している人のところにくる、というような意味だと認識しています。

 

先日テレビでみた大間のマグロ釣りの方は「明日は釣れないかもしれないという不安があるからこそ今日のうちに一生懸命準備するんだ」と話されていました。

このことは漁師さんだけでなく、すべての働く人に通じる考え方なのではないかなと思っています。