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社会保険労務士ってどんな資格? ~独学でも大丈夫?

 10. 独学でも大丈夫?

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独学でももちろん、受かる人は受かります。ただ、個人的には注意しないといけない点もあるかな、と思っています。以下にメリットデメリットを挙げてみましたので参考にしてください。

 

〇独学のメリット


独学のメリットは、なんといっても時間の都合がつきやすいことです。
資格の学校を利用すると、当然カリキュラムが組まれています。たいていの場合は前年秋くらいから毎週平日2日間、もしくは週末に集中して授業が設定され、初夏くらいから問題演習がはじまり、夏の試験を迎える、という感じで計画されています。
ただやはり、業務の繁閑が激しい方や、繁忙期をご自身でコントロールできない方、もしくは常に繁忙期の方、などはこのカリキュラムをこなすこと自体が無理、というケースもでてくるでしょう。

また、費用の問題も無視できません。
申し込みをしたものの、全く授業に出席できなかったのに、その年度の試験日を迎えてしまった、ということになっても、当たり前ですが一度支払ったお金は残念ながら戻ってきません。


独学であれば、今年の試験はまだ準備が整わないから、来年まで持ち越そう、そうなると時間に余裕ができる方この科目をもう一度ゆっくり見直して実力を固めておこう、という作戦も立てやすくなるでしょう。

 

〇独学のデメリット


デメリットは、管理の難しさと、勉強の内容だと思われます。
独学のメリットはカリキュラムに縛られないこととお伝えしましたが、これは逆に、いつどの科目をどの程度までのレベルに仕上げておくかを考え、その進捗も管理しなければいけない、ということでもあります。
また、学校に通っていれば、決められた曜日に否応なく授業に出席することで、学習のリズムを作るきっかけにもなりますが、独学の場合は自分でコントロールしなければなりません。そのように、受験までの習熟度の管理と勉強時間の確保の難しさがあります。

次に勉強の内容の問題があるでしょう、
学校では、独自に開発された教材と問題集があり、これさえやっていれば大丈夫、という状態にしてくれます。
しかし、独学の場合は、書店に行って自分にあったテキストと問題集を選ぶところから始まります。
書店で販売されている書籍は、たいていの場合、“これだけやれば受かる!”とか、“必勝社労士!”的なうたい文句(あくまでこの文章の説明用です。)がその表紙に踊っていて、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。
このままでは、スランプを迎えたときに、“これだけ”シリーズだからダメなのでは・・“必勝”シリーズに買い替えようかしら、などと疑心暗鬼に悩まされることもあるでしょう。

 

- 独学で合格を目指せる人とは?

このような、自己管理と勉強内容の問題を克服できるのであれば、独学というのは選択肢としてありだと思っています。
ではどういう人かというと、やはり日常の業務が忙しく、なかなか日常的に決まった勉強時間を確保できない方で、受験経験者の方、になるのではないでしょうか。
去年は資格の学校に通って、テキストや問題集も一通りそろっている、基礎的なことはほぼ学んだつもりだ、でも今年は業務が忙しくなりそうできちんと勉強する時間が取れるかどうかはわからない、というような方は、お金ももったいないですし、ご自身の基準で教材を選んで(初学者の方と違い、経験者の方であれば書店に並んでいる問題集を自分で選ぶことが出来ると思います)独学、という選択肢も十分あると思います。