会社や仕事のあれこれを考えるブログ

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時給アップのチャンスを逃さないためにお伝えしたいこと。

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今回のご質問 

「パート先の店長が時給アップの提示をしてくれました。

ただ、たまに忘れてしまうこともあるので不安です。どうしたらいいのでしょうか?」

 

今回のご回答 

きちんと書面でもらいましょう。なぜなら・・

 

今回のポイント

パートだから軽く扱われる?

パートのおばちゃん、と言われますが、法律上はパートのおばちゃんも店長も本社の部長さんも同じ労働者です。パートのおばちゃんだから時給アップは口約束でも大丈夫で、部長は契約書が必要ですということはありません。ましてや、適当にごまかしても大丈夫、ということは絶対にありません。

 

パートを守る法律があるの?

パートのほうがむしろ守られているという考え方もできます。

普通のサラリーマンの人にはない法律でカバーされているのです。それがパートタイム労働法という法律です。パートやアルバイトの場合はどうしても働く時間が短かったり、偉い人と距離があいてしまうことが多いので会社の中では軽く扱われがちな存在になります。

そんな弱い立場のパート、アルバイトの方を守るため、特に「昇給があるかないか」「退職金が歩かないか」「ボーナスがあるかないか」のうやむやにされそうな事柄ベスト3については必ず文書にするように法律で決められているのです。

 

書類を請求しても怒られない?

というわけで、冒頭のケースのような場合、店長さんに「時給アップしてくれるんですね!じゃ忘れないうちに契約書作っておいてください!」といっても何の問題もありません。

むしろ当然のことですから堂々と請求しましょう。

 

正社員になりたいんだけど?

最近は少し労働市場も景気が良くなってきているので求人を増やしているところも多いと思います。パートタイム労働法では新しくポジションが募集される場合は、すでに雇っているパートやアルバイトにも社内公募など応募の機会を設けないといけないということになっていますので、もし興味がある仕事が社内で募集しているようでしたら、自ら手を上げて挑戦してみるというのも手かもしれませんよ。

 

実際の現場では

パートのおばちゃんのほうがよっぽど働いてくれるし、お給料にもシビアで店長さんは尻に敷かれてます、というケースもあったりするかもしれませんよね。

最近は実力重視でパート出身のマネージャーという方もいらっしゃいますし、現場の最前線を知っているからこその強みもあると思います。

パートのおばちゃんをなめたらいけませんよ、というお話でした。